放射線技師の面接対策プラン!確実に好印象を与える逆質問とは

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前回は、医療機関のリサーチ方法について詳しくお話ししました。

まだご覧になっていない方は、先にこちらの記事をお読みくださいね。

効果的な面接対策にもいろいろとありますが、特に重要視するべきなのが「逆質問」です。

「特にないです」

なんて答えるのは、せっかくの自己PRの機会を逃すことになるのでもったいないです。

事前にしっかりと逆質問を考えておき、バシっと本番で話せるようにしておきましょうね。

逆質問が大切な理由

どうして逆質問の準備を入念に行うのかと言うと、それは逆質問のタイミングが唯一、応募者であるこちらが面接のペースを握れる貴重なタイミングだからです。

「特に何もないです。」

というのは、「何もアピールする気がないです」と伝えるようなものなので、避けるべきでしょう。

逆質問では、こちらからガンガン攻めてあなたの熱意を伝え、いかに他のライバルたちよりも採用すべき人間なのかをアピールしなければいけません。

「え、ウチの施設のそんなことまで知ってるの?そんな熱心にウチのこと調べてくれてたのか!」

と面接官に感じてもらうのが重要です。

逆質問を準備するには

ここから、僕のとっておきの逆質問の方法をお伝えしますね!

逆質問は、次の3つの方向性に分けて、それぞれ複数用意しておくのがオススメです。

逆質問の3つの方向性
  • ①医療機関・法人そのものについて
  • ②その医療機関の放射線科について
  • ③放射線技師としての待遇・福利厚生について

正直なところ、応募する側である僕たちにとっては、一番興味があって質問したいのは、③の待遇・福利厚生についてだと思います。

聞きたいことだらけですよね。

でも、待遇・福利厚生のことばかり聞いていては、悪い印象を持たれてしまうのでNGです。

待遇・福利厚生って、結局のところ「自分」のことにしか目が向いてない要素なんです。

実は、3つの方向性に分けて逆質問を用意しておく目的が、ここにあります。

逆質問の3つの方向性の本質
  • ①医療機関について→「組織」への興味
  • ②放射線科について→「職場」への興味
  • ③待遇について→「自分」への興味

例えば①の医療機関について、

こちらの病院では、〇〇の診療に力を入れているとHPで拝見しました。私も〇〇について興味があります。院内で研修や講義などを受ける機会はありますか?

という質問をすれば、あなたが「組織」の方向性に合っている人材であるとアピールできます。

②の放射線科については、

CTやMRI、アンギオなど、さまざまなモダリティがあると思いますが、どのようなローテーションで担当するのでしょうか?

(半年ごとに担当が変わるのか、複数のモダリティを兼任するのか、など)

という質問をすれば、あなたが実際に働くことになる「職場」について関心を持っているとアピールできます。

すでに働いている「未来の同僚」がどのような生活を送っているのかについて、興味を示していることにもなります。

そして、③の福利厚生については、先ほど列挙した中から特に関心があるものをピックアップして質問しましょう。

待遇・福利厚生についてもちゃんと質問することで、あなたがいざ入職してから「こんなはずじゃなかった」という落胆により退職してしまうリスクが低いことをアピールできます。

以上のように、「医療機関そのもの」「放射線科(職場・同僚)」「待遇・福利厚生」についてバランスよく逆質問するのがポイントです。

その医療機関に対して、あなたがいかにピッタリの人材であるのかを余すところなくアピールできるのです!

面接対策なしに放射線技師の就職はできない

以上が、僕がこれまで就職難と言われる放射線技師の面接を1発合格してきた方法です。

復習しておくと、

となります。

「これだけ対策するなんて面倒・・・」と感じるかもしれません。

ですが、就職に失敗して落ち込むよりはマシですよね!

「①の自己分析」を頑張れば、その分だけ「②のリサーチ」が簡単になり、「②のリサーチ」をさらに頑張れば「③の逆質問の準備」がかなり楽になりますよ!

この記事が少しでも放射線技師の就職を目指す方のお役に立てれば幸いです。

あなたが無事に、合格できることを願っています!