こんにちは、放射線技師の「あき」です。
今回は「放射線技師が飽和しているのは完全に悪いことなのか?」というテーマです。
放射線技師は飽和しているからオススメしないよ。
飽和していると言っても、求人はけっこうあるよ。
などなど、ネットで調べているとさまざまな意見が見つかるかと思います。
ですが、あえてこの記事では「飽和している」「飽和していない」という議論をいったん置いておいて、
放射線技師が飽和していたら、それは完全に悪いことなのか?
という観点でお話しできればと思います。
この記事を読めば、飽和していると言われがちな放射線技師を目指すことに前向きな気持ちになれますよ。
ぜひ最後までご覧くださいね。
放射線技師は飽和しているくらいが良い理由
放射線技師は学校が増えているから飽和している・・・
という、これから就職をする人にとってはネガティブな話題がよく見られますよね。
ですが僕の意見としては、いったん就職できれば、むしろ少し飽和しているくらいのほうが良いと思っています。
その理由は、以下の3つにあります。
- 就職した後、その職場を辞めたくなる可能性が下がる
- 職場の同僚に”変なひと” がいる確率が下がる
- レベルの高い人材になれる成長のチャンスでもある
それぞれについて、僕の考えをお伝えしていきます。
あなたが就職した職場を辞めたくなる可能性が下がる
仮に放射線技師が飽和している場合、あなたが内定を勝ち取って無事に就職できたあとは、その職場を辞めたくなる可能性は低くなるのではないかと感じています。
その理由は、内定をくれる職場とあなたの要望がピッタリと合っているはずだからです。
放射線技師が飽和している場合、採用する側からすれば、たくさんの放射線技師の選択肢のなかから、職場にピッタリの人材を厳選して内定を出すことになります。
その結果、職場側としては「本当に職場に最適な人材だからあなたを採用した」という形になり、ミスマッチが少なくなります。
逆に放射線技師が飽和しておらず、求人に対してほとんど放射線技師の応募がなかった場合、
「この仕事には適任じゃない人材だけど、人手不足だから仕方ない。採用しよう」
という流れで採用に至るケースも多々ありますよね。ですが、そのような流れで就職した場合は
- 自分のレベルをはるかに超えた業務を担当させられる
- まったく歓迎ムードではなく、冷遇される
などの事態が起こりえますよね。そうなってしまうと、
こんなはずじゃなかったのに・・・
と職場に不満を持つことになったり、ひどい場合にはメンタルを壊すという可能性もあります。
ですので、放射線技師が飽和して求人に対して応募者が多い状況のほうが、採用した側にもあなたにもお互いにストレスが少なくなり、WIN-WINの関係になるのではないでしょうか?
職場に変な人がいる確率が下がる
放射線技師が飽和してしまい求人に対する応募者が多くなった場合、一番のメリットはこれではないでしょうか?
ズバリ、職場に変なひとがいる確率が下がるということです。
応募者が多いほど、採用される人材のレベルは高くなりますよね。
内定をもらうためには面接を乗り越える必要があるため、人格面で明らかに難がある人は面接を突破することができません。
ですが、仮に応募者が少なかった場合は、
「人格にやや問題がありそうだけど、この業務を任せられそうな応募者は他にいないし、仕方ない。採用しよう」
という流れで、いわゆる"変なひと" が内定をもらえる可能性がありますよね。
毎日のように通い、仕事をする職場において、「変なひとがいるかどうか」というのは仕事を続けるうえでのストレスに大きく影響を及ぼします。
職場の人間関係って、職場の満足度に大きくかかわりますからね。
放射線技師は飽和しているくらいのほうが、"変なひと"が淘汰されて、人間関係の良好な職場が増えるのではないでしょうか。
そうなれば、就職を決めたあなた自身も入職してから
この職場は人間関係がよくて居心地がいいな!
と感じる可能性も高くなりますよね。
結果的に、満足して長く仕事を続けられる環境が整いやすくなると言えるでしょう。
あなたがレベルの高い人材に成長できるチャンス
ここまで読んでくださったあなたは、
飽和してるほうが働きやすい職場になるだろうけど、内定をもらえるか分からないじゃないか・・・
という心配をされているかもしれません。たしかに、その心配はごもっともです。
内定をもらうというハードルが高くなるのが、放射線技師が飽和してしまうことの一番のデメリットと感じますよね。
ですが、それも捉え方しだいですよ!
あなたが今、「無事に就職できるか不安だなぁ」と感じたということは、その分だけ
就職に有利になる資格でも取ろうかな!
というモチベーションも上がりやすくなるということです。
それは、あなた自身のスキルアップにつながることでもあり、内定をもらえる人材になれるよう成長するチャンスだと言えます。
ですが、仮に「放射線技師は人手不足だから、応募すればほぼ確実に就職できる」という状況だったらどうでしょうか。
何も努力しなくても採用される見通しがあるため、まったく努力する気なんて起こらないですよね(笑)
そして、そのようなモチベーションで採用された人材ばかりの職場は、きっと雰囲気も良くないはずです・・・
まとめ:放射線技師は飽和しているくらいがちょうどいい
この記事でお伝えしてきたように、さまざまな側面から考えると「放射線技師は飽和しているくらいがちょうどいい」という考え方もできるのではないでしょうか?
「放射線技師が飽和していて就職しにくい」という状況は、いっけん就職したい側にとって100%ネガティブな話題のように聞こえます。
ですが、視野を広げてみると、飽和ぎみの状況下でなんとか就職さえできれば、そのあとは働きやすい環境が整っていると言えます。
このような観点から、僕は「放射線技師は飽和しているくらいがちょうどいい」と思っています。
でも、ちゃんと就職できるか不安だなぁ。
と感じていらっしゃる方は、ぜひこちらの記事にも目を通してもらえたらと思います。
この記事が少しでもあなたの背中を押す手助けになれば、幸いです。
それでは!