「いまの環境から逃れたい」「とりあえず就職できればいい」という考えで応募する病院やクリニックを決めてしまうと、あとで「こんな放射線技師としての人生を送るつもりじゃなかったのに」と後悔してしまうかもしれません。
何を隠そう、当サイトの管理人である僕自身が、はじめて就職した病院で働くうちに「こんなはずじゃなかった・・・」と後悔して転職した経験があります。
せっかくこのサイトに訪れてくださったあなたに、そんな後悔はしてほしくありません。
僕はこれまでに何度も転職をしてきました。
その経験のなかで「こうすれば転職(就職)って簡単にできるやん」と気付いた内容を【放射線技師の転職&就職 必勝3ステップ】としてご紹介いたします。
この記事を含む3つの記事に分けて、段階的にご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
最後まで読んでいただければ、あなたの転職&就職の成功率は2倍以上に跳ね上がり、勤務先で後悔してしまうリスクが激減するはずです。
応募先を決める前に!まずは自己分析を
自分の価値観や、職場に求める条件についてきちんと理解しておかないと、いざ就職してから「なんだかなぁ」「こんなはずじゃなかったのに」と後悔するハメになります。
まずはしっかりと自分自身と向き合いましょう!
自己分析がちゃんとできていれば、あとの「医療機関のリサーチ」「面接対策」のステップについても、ハードルがかなり低くなります。
自己分析にかける時間は「未来の自分への投資」というつもりで、焦らずにやっていきましょうね。
自分の価値観を見つめ直す
実際にどのような自己分析をするのかと言うと、僕のオススメは「自分が人生において優先するもの・大切にしたい価値観を箇条書きにして、優先順位をつける」というもの。
例を挙げてみますね↓
- 放射線技師として、できるだけ高収入を得たい
- 最先端の技術に携わりたい
- 色んな仕事を覚えるのが苦手から、ルーチンワークがいい
- 家族との予定を優先したいから土日休みがいい
- 副業にも興味があるから、副業OKがいい
- 通勤に時間を掛けたくないから、家の近くに勤めたい
- 夜勤は怖いから嫌だ(特に女性の場合)
など。ここに挙げきれていないものも、多々あると思います。
とにかく、自分がどのような希望を抱いているのかを列挙してみてください。
頭のなかだけで思い浮かべても、すぐに忘れてしまったり、何を考えていたのか自分でも分からなくなってしまうので、紙に書きだすのがオススメです。(メモアプリとかでもOKです)
希望する条件に優先順位をつける
さきほど挙げた希望について、すべてを満たしてくれる職場はおそらく存在しません。
あったとしても、誰にとっても魅力的な条件であることが多く、求人があっという間になくなっているでしょう。
これから転職・就職するあなたは、いま存在している限られた求人の中から、できるだけ自分にとって好条件の求人を見つけるしかありません。
そのために大切なのが、さっき箇条書きにした価値観に優先順位をつけるということ。
これができれば、転職・就職の失敗率がかなり下がります。
もし、あなたの希望する条件の優先順位の1位が「通勤に時間を掛けたくない」という内容なら、Google Mapなどで「病院」や「クリニック」と検索するのがオススメです。
近所の施設から順番に「採用情報」のページに放射線技師の求人が載っていないかチェックしていけばOKです。
もしくは転職エージェントに登録して、担当者に「自宅から30分で通える施設がいい」という希望を伝えるのがいいでしょう。
複数の医療機関の候補が見つかったら、次は2位の希望条件に照らし合わせてみてください。それでも複数の候補が残れば、3位の希望条件で応募先を絞る、という感じです。
自己分析を怠って失敗したエピソード
ちなみに、管理人の僕は新卒時に自己分析を怠ってしまい、初めての勤務先では数年間も後悔し続けました。
例としてご紹介しておくと、僕が職場に求めているものは、優先順位も含めてこんな感じです。
- 子育て&家事が優先で生活リズムを崩したくないから夜勤はNG
- 副業したいから、副業禁止もNG
- あまり収入にこだわらない
- 業務内容も問わない(ルーチンワークでもOK)
ですが、僕が新卒で就職した病院は
- ×救急対応あり、夜勤・土日出勤のシフトあり
- ×市民病院(公務員)で、副業が法律で禁止
- 〇どちらかと言うと収入は良い
- 〇モダリティが多く、業務内容が幅広い
といった感じで、僕の価値観的に重視しているものは満たされておらず、逆にこだわっていない部分について充実していたと言えます。
結局は自分のライフスタイルに合わず、転職を決意することになりました。
もちろん、この条件で満足される方もいらっしゃるはずです。きっと、多くの人から見れば、「いい条件」と言われる就職先だったと思います。
要するに、世間一般的に「いい条件」と言われる求人でも、自分の価値観次第では「ここで働き続けるのは辛い・・・」と感じる職場になるということ。
ですので、周囲のひとが「あの職場はオススメ」「この求人だけはやめておけ」と言っていたとしても、それはその人の価値観による判断ですので、真に受けないほうがいいでしょう。
アドバイスしてくれる人には感謝しつつも、しっかりと自分の価値観で職場を見極めることが大切です。
自己分析が転職・就職の成功のカギ!
自己分析がしっかりとできていれば、次のようなメリットがあります。
- 人生設計がしやすい
- 面接で自信を持って話せる
- 一貫性のある志望動機が述べられ、合格率が上がる
自己分析に掛けた時間の分だけリターンも大きくなります。
大切なのは、自己分析を通して「自分が大切にしている価値観・職場に求めているもの」を整理することです。
これができれば、あなたの転職・就職の成功はもう目の前と言っても過言ではありません。
自己分析ができたら、次のステップである「医療機関のリサーチ」に移りましょう。