放射線技師になって後悔してる?考えられる選択肢は3つある

regret 就職・転職

こんにちは、放射線技師の「あき」です。

今回は、「放射線技師になって後悔している人が、今できることは何か?」というテーマです。

この記事の想定読者さん
  • 放射線技師になったものの、やりがいを感じられない技師さん
  • いまの職場に不満を抱えている放射線技師さん

「このまま放射線技師を続けるのはどうなんだろうか・・・」という悩みを抱えたまま、仕事を続ける生活は辛いですよね。

「いますぐ辞めたいけれど、不安も大きい」そんな気持ちになっている方が、今できる選択肢についてお伝えしていきます。

あなたの現状に合わせて、人生の次のステップへと進んでいただければと思います!

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あき

診療放射線技師(30代男性・1児の父)大阪大学卒。総合病院→他職種→企業内健診→健診クリニック。当サイトで現役技師や学生向けのコンテンツを発信。

さまざまな転職を経験してきた僕だからこそ語れることもあると思いますので、どうぞ最後までご覧くださいね。

放射線技師になって後悔する理由

後悔している放射線技師のイラスト

放射線技師にならないほうがよかった・・・

と後悔する理由として、以下のようなものがよく挙げられます。

放射線技師になって後悔しがちな理由
  • 仕事が激務
  • 被ばくが怖い
  • 医師に怒られる
  • 職場に変な人が多い
  • 給与が少ない
  • 生活が不規則

など、いろんなネガティブな意見があります。

僕としても、これらの意見を否定するつもりはありません。

国家資格でありながら、こんなものか。

という感覚は、常にもっています。

ですが、「保育士」さんや「美容師」さんをはじめ、国家資格でありながら、待遇や勤務条件が恵まれていない職種は、意外と多いですよね。

「放射線技師は国家資格なのに、どうしてこんな境遇なんだ」という不満には、目をつむるしかないのかもしれません。

とは言っても、いま放射線技師として働いている方にとって、いま抱えている不満はどうにか解消したいものですよね。

「どうして放射線技師になってしまったのか・・・」という後悔を持ち続けていても、状況は良くなりません。

これからご紹介する選択肢を考慮して、あなたがこれからどうしたいのかを見つめ直してみてくださいね。

放射線技師になって後悔してる人の選択肢

放射線技師になって後悔している人たちのイラスト

選択肢① 辞めるかどうかの判断を保留にする

「放射線技師なんて、選ぶんじゃなかった・・・」という後悔をしている人は、

今すぐ辞めたい!!

という焦りのような感覚があるのではないでしょうか?

かつての僕もそうでした。

ですが、焦っているうちは冷静な判断ができないため、辞めるかどうかの決断をするべきではありません。

ちゃんと自分自身に向き合えていない状態で焦って転職をしても、結局は自分に合っていない職場に行きついてしまう可能性が高いです。

そして、「やっぱり辞めたい」という感情に囚われるようになります。

特に、放射線技師を辞めたいと感じている理由がネガティブなものばかりであれば、要注意です。

例えば、こういう理由など↓

ネガティブな転職理由
  • 上司が嫌いでやってられない
  • 給料が低すぎる
  • 仕事がしんどい
  • やりがいを感じられない

こういう理由があなたの本心のほとんどを占める場合は「転職=現実逃避」という構図になっていると思われます。

今すぐ辞める判断をするのは避けましょう。

いまいちど放射線技師のメリット・デメリットを見つめ直し、放射線技師という仕事が自分に合っていないのか、あらためて冷静に考えてみてはいかがでしょうか?

(自分の経験から、一度「放射線技師なんてイヤだ!」と思い込むと、放射線技師のメリットについてはまったく視界に入らなくなってしまいがちです)

特に新卒の技師さんの場合は、まだ「社会人生活が辛いのか or 放射線技師が辛いのか」についても混同しているパターンが多いです。

自分が仕事に対して、「良いと感じる点」「不満に感じる点」を箇条書きに書き出してみることをオススメします。

選択肢② 放射線技師として別の職場へ転職する

放射線技師のメリット・デメリットを理解したうえで、

放射線技師そのものは悪くないなぁ。でも、今の職場の条件は自分に合っていないかも・・・

と感じる場合は、放射線技師として他の職場に転職するのがオススメです。

なぜなら、同じ「放射線技師」という職種でも、就職先によって働き方には大きな幅があります。

  • 病院なのか、クリニックなのか
  • 大規模なのか、ほぼ個人経営なのか
  • 公務員なのか、そうじゃないのか
  • 常勤なのか、非常勤なのか

これらの条件の組合せ次第で、驚くほど放射線技師としての働き方にも違いが出てきます。

転職エージェントに掲載されている求人について、このような視点で条件分けしていくと、「自分が求めている求人」「自分には適していない求人」がだんだん区別できるようになります。

僕は、複数回の転職を通して、自分がなにを求めているのかがハッキリと分かるようになりました。

そのおかげで、迷うことなく今の職場(健診クリニック)を選んで応募し、無事に転職。

求めていた通りの生活を手に入れて、満足しながら働けています。

重要なのは、焦って行動するまえに、自分にピッタリの転職先の条件をじっくり考えることです。

選択肢③ 放射線技師を辞めて他職種へ転職する

冷静に放射線技師のメリット・デメリットを考慮したうえで

もう嫌だ!!放射線技師なんてやってられるか!!

という境地にいたった人は、もう放射線技師を辞めるしかないでしょう。

僕自身、いったん放射線技師をやめて完全に違う職種へ未経験で転職した経験があります。(当時29歳でした)

ワクワク、ドキドキの未知の他職種へチャレンジ!

いまでは放射線技師として復帰していますが、当時、100%医療と関係のない世界に踏み出したことは全く後悔していませんし、いい経験でした。

(そのときの体験談については、また別の記事にまとめる予定です!)

医療と違う世界で経験したことでさえ、自分のなかで糧となって、いまの仕事でも経験を活かせていると思っています。

あなたが今、放射線技師を辞めたくて仕方がないなら、他職種を検討するのは賛成です。

幸い、放射線技師は国家資格であり、他職種へ移っても、その気になれば放射線技師に戻ることができますから

国家資格というセーフティネットがあるので、ある程度は安心して、他職種へのチャレンジができるはずです!

注意したいのは、あなたが他職種について、求人の相場感が分からないということ。

医療機関の求人だったら、なんとなく分かるじゃないですか。

ここの求人、なんかヤバそうだなぁ・・・

って(笑)

他職種だと、そういう感覚が分からない世界に飛び込むことになります。

なので、ブラック企業を選んでしまうリスクだけは避けたいところ。

僕としては、自分の力だけで転職活動をするのではなく、転職エージェントに登録することを断固オススメします!

大手の転職エージェントなら、信頼できるスタッフが多いので、あなたの希望を詳細に伝えて相談に乗ってもらうこともできます。

ヤバい求人をわざわざ紹介してくることも無いですし、面接対策をしてくれたり、メリットがたくさんあります。

もし「この担当者はノリが合わないなぁ」と感じたら、他のスタッフに替わってもらうのもアリです。

とにかく、有名な転職サイトに登録することをオススメします。

まとめ:放射線技師になって後悔してるなら次のステップを考えよう

転職について相談する放射線技師たち

以上、放射線技師になって後悔している人が、いま考えられる3つの選択肢についてでした。

復習しておくと、まずは冷静になって放射線技師のメリット・デメリットをしっかり見つめ直しましょう。

そのうえで

  • ①転職するかどうかの判断を保留にする
  • ②放射線技師として、違う職場へ転職する
  • ③放射線技師を辞めて、他職種へチャレンジする

という選択肢が考えられます。

(僕自身は①②③すべてを経験してきました)

「人生、なるようになる」です!

あなたが冷静に判断したうえでの決断であれば、不安に感じる必要なんてありません。

迷うことなく突き進んでいきましょう!

「放射線技師としてこのままでいいのか?」と悩んでいるなら、まずは冷静に自分に合った道を考えることが大切です。

もし、今の職場や働き方に違和感を感じているなら、【放射線技師の転職・就職 必勝マニュアル】を参考に、次のステップを見つけてみてください。

あなたのキャリアがより良い方向に進むきっかけになるはずです!