こんにちは、放射線技師の「あき」です。
今回は「偏差値が低くても放射線技師になれるから大丈夫」というテーマです。
どうして偏差値が低くても放射線技師になれると言えるのかというと、ズバリ国家試験は暗記で解ける問題がほとんどだからです。
これから詳しくお話ししていきますね。
診療放射線技師(30代男性・1児の父)大阪大学卒。総合病院→他職種→企業内健診→健診クリニック。当サイトで現役技師や学生向けのコンテンツを発信。
放射線技師の国家試験は偏差値が低くても合格できる理由
国家試験は暗記で解ける問題がほとんどだから
冒頭でお伝えしたように、放射線技師の国家試験の問題は、暗記で解ける問題がほとんどです。
なので、現在のあなたの偏差値が低かったとしても、養成学校に入ってから国家試験の範囲について、ひたすら暗記さえすれば合格できます。
(実際、勉強は苦手だったけど、国家試験に合格して働いている知り合いも多いです)
難しいと思われている放射線物理についても、高校の物理を理解していない状態で解ける問題は少なくないです。
一見、難しい理論について問われていそうな問題でも、参考書に乗っている公式を覚えていれば解けたりとか。
暗記で解けない問題の数を調べてみた
試しに、令和5年度の国家試験問題について、簡単な暗記だけでは解けなさそうな問題をざっくり数えてみました。
すると、試験問題200問のうち、ちょっとした計算とか応用が必要そうな問題は約20問でした。
(「暗記で解けなさそう」という判断は、僕の個人的な判断ではありますが・・・)
つまり、200問のうち20問を捨てたとしても、まだ180問残っており、合格ラインである120点(6割)にはまだまだ余裕があります。
暗記していれば解ける問題が9割(少なく見積もっても8割)はあるので、正直なところ偏差値は関係ありませんよね。
いかに試験範囲の内容をどれだけ頭にぶち込んでおけるかどうかの気合いの試験です(笑)
逆に言えば、養成学校に入学する時点で偏差値が高い人であっても、国家試験の範囲についてちゃんと暗記の勉強をしていなければ、ほとんど点数を取れないということです。
(僕は大阪大学の卒業ですが、実際、国家試験に落ちた人はそれなりに多かったです。合格率60%くらいだったという噂も聞きました)
自分の偏差値に見合った放射線技師養成校を探せばOK
放射線技師の国家試験は、ほぼ暗記の努力ができるかどうかの勝負なので、今の時点での偏差値を気にする必要はありません。
放射線技師の養成学校に入るための勉強をこなせる人なら、大丈夫だと思います。
僕が思う大切なことは、今の自分に見合った養成学校を受験して、入学後にちゃんと暗記の勉強をすること。
偏差値にこだわる必要はないと思います。
などの思い込みはやめた方がいいです。
就職するときにも、学歴が良いに越したことはありませんが、それよりも重視されるのは人柄です。
今の自分が無理なく通える学校を選んで、試験勉強にも真面目に取り組む。
そして、充実した楽しい学校生活を送りながら人間味豊かな人材を目指すのがベストではないでしょうか。
放射線技師は就職難と言われがちですが、その一方であっさりと就職を決められる人もたくさんいますし。
放射線技師になりたい!
という純粋な気持ちで真面目に取り組めば、国家試験には合格できます!
そして、きっと現場で必要とされる人材になれると思います。
(なんか上から目線みたいで申し訳ないです。僕もまだまだ自分磨きの道中にいますが・・・)
とにかく、偏差値にこだわらずに、放射線技師を目指したいなら目指しましょうね!